スカーフ

スカーフしてても帽子被ってても十字架下げてても放っとき合うのが本来と言う気がするが。
放っとけないのがニンゲンの限界か。
こちとら葬式宗教だが。
自分達のしか認めないならそれはエゴの補完に過ぎない下らねーもんだと思う。
自分の属性と異なる者に取り敢えず反感を持つのは分かるけど。
別に問題ないんだし反感持ってるオレって馬鹿ね、って思えないのって異常。
異常なのがもしニンゲンの普通なのであれば、もうじき誰もいなくなるだろう。
バカ話で笑ったり美味しい物食べたり色んな物思いに耽ったり首筋を撫でたりする時間が世界遺跡みたいなものになる。


手に取ってどうしようかな?と思ったが、いしいひさいちさんの漫画が御本人に余りに似ていておかしかったので、思わず購入。
「やむにやまれず」ISBN:4062748398
関川先生お元気でしょうか。みたいな。
十何年前、関川夏央氏と山口文憲氏が講師を勤める「コラムとエッセイの生産技術」という講座に参加した。
横浜朝日カルチャーセンター。
当時は、講師の方々がどういう人か全く知らず。著作を読んこともなく。
センセーがびしばし批評する講座は面白くて、群よう子さんとか色んな人をゲストに連れて来てくれて、新鮮な体験だった。
斉藤綾子氏と喫茶店で真向かいに座ったのだよね。今思えば何つー貴重な体験。
先生は氏の作品を激賞してたけど、私は読んだことがなかった。
「筆一本で生計を立てておられるのか?」と尋ねたら、斉藤綾子氏は「ええ」と明るく。
その後彼女の作品を読み始め、ずっ嵌まる訳だが。
何年か前の雑誌のエッセイに、男とずっと繋がったままの生活を送ってたとあり、「あ〜!!嘘だったな〜!!」みたいな。
強く記憶に残ってるのは、それらの会話と、艶々と輝いてた彼女の肌です。まじでつやつやだった。
先生方の著作を読んだのは、講座が終わった後だったかな。
関川先生の「水のように笑う」ISBN:4101107122 には強く感動しました。
講座の参加者もみんな面白い人達ばっかだった。皆様達者でおられるかのう。
とてもそんな文章を書くように見えない人が、そんな文章を書くのだと。そのとき知りました。
先生の言葉で印象に残ってるのは、「全てが事実である必要はない」。
つまり「創れ」ということですな。