平日だし行けないかも。
と迷った末に取ったスガシカオ十周年記念ライブのチケは、今迄に行った武道館ライブで一番天井に近い席。
足下の面積が恐ろしく狭くて怖かったれす。でも踊ったよ。二時間半強。変な姿勢で。
帰りは腰が痛くて廃人ですた。


前回のン年前の武道館。そんなに失敗だったとは当時感じませんでした。
でも本人しきりに懺悔。今回はリベンジな訳です。
しかし観客は、天井近くの人達でさえも「あーファンなんだな」ちゅーあったかい感じで良かったよ。
会場の雰囲気の親密さは確かに大〜きな違いだったかもね。


当初からバンドに居たのは今や森さんとまみちゃんのみ。
でも今のFamily Sugarは有り得ないくらい盤石だから。


その重みを担いまくってるタカさん。
最後の最後にハケる時、いつまでもいつまでも観客に向かって手を振ってたのが、ちょーちょー可愛かったす。
あーれはそりゃ惚れちゃうよね〜!としみじみ感じますた。うふふ。


最後のメンバー紹介で、森さんに向かって「ヒュ〜〜〜!!!」叫びまくっときました。
だってだって本人&バンドがまだまだ雲のように頼りない感じだった頃から、ビリビリ痺れさせてくれたのだから。
愛は果てしなく深いです。勿論。


ご本人。インフル病み上がりだけあって、序盤は痛々しかった。高音が喉で引っ掛かる感じ…。
あーこの痛々しさのままで終わりまで?と思ったが。「スガシカオ・メドレ〜!!」で本調子になってきましたな。
メドレーの「ぼくたちの日々」が個人的には一番、やらかいとこをぎゅっと握り締められたナンバーとなりますた。


ちょっとね。事情により終演時間をちょー気にしてた為、いささか集中力に欠けたという個人的に残念な状況はあったが。
でも、ほんと行って良かったなああああと感じた帰り道。


「Thank Youが二曲目かよ!」とか「坂の途中やココニイルコトはやっぱなしか〜」とかあったけど。けど。
絶えずとは言えない迄も、出会いから何年間もが。この人の音楽があったお陰で支えてもろたんやな〜という思いは、各々の曲を聞きながら感銘深く。


出会いはね〜中村貴子さんのNHK FMのラジオだったんだよね。
音楽雑誌で期待のニューカマー!!としての評判が目に付いていて。「おっスガシカオ?」みたいな。
そして「ドキドキしちゃう」の軽いような重いようなリズムが駆け去り。
ほいで「クローバー」買って。ライブにも通い出し。
杏子さんが無理矢理帽子を取ってサングラスを掛けさせた場面は強烈だった…とか思い出は果てしなく。


夜空の一節を今のスガシカオに尋ねたい気がしないでもない。
Timeのツアーで荒れてたときとか思い出すと。そしてその後の展開を考えると。
でも音で食ってく大変さを私は知らないし。
だから、いつまでもいつまでも心に痕を残す曲をくれる貴方が好きですと。それだけ。


「黄金の月」は私にとってのアンセム
いつかそうでなくなる時が来るのか?自分でも分からないけど。今は。
それを与えてくれた人に。
ありがとう。